Huaweiのmate10 proというSIMフリースマホを購入したのですが、SoftbankのSIMカードを入れると「電話は繋がるのにインターネットに繋がらない」という現象が起きました。
どうやらSoftbankのSIMカードは特殊で、対応方法も持っているSIMカードの種類によって違うようです。
この記事では、無事にSoftbankのSIMカードでmate10 proを使えるようになった私の実体験から、原因と対応策を説明します。
[toc]SoftbankのSIMカードはSIMフリースマートフォンで使えない!?
大手3キャリア(docomo、au、Softbank)のスマートフォンも、SIMロック解除が可能になり中古端末の販売店にもたくさんのSIMフリースマホが売られています。
SIMフリースマホを使うには基本的にSIMカードを差し替えるだけなので、利用者が気軽に自分で機種変更できるのですが、Softbank回線を契約しているときだけは注意が必要です。
[kjk_balloon id=”4″]そのSIMカード、店舗に行って機種変更手続きをしないといけないかも。[/kjk_balloon]SoftbankでiPhoneを契約したSIMカードの場合
iPhoneを契約したSIMカードの場合は、そのままSIMフリースマホに入れると使うことができます。
ただし、APN設定が間違っているものを読み込んでいると、「電話はつながるのにインターネットにつながらない!」という現象が起こります。
[kjk_balloon id=”1″]私のmate10 proがインターネットに繋がらなかったのは、このパターンです。[/kjk_balloon]この場合は、まず「設定」アプリから「無線とネットワーク」を選びます。
次に「モバイルネットワーク」を選択。
mate10 proはデュアルSIMに対応しているので、2枚入れている方は電話番号で判断してください。
「アクセスポイント名」を選ぶと、APNの設定画面になります。
「Softbank 4G シンプルスタイル」と「Y!mobile APN」は、mate10 proにSoftbankのSIMカードを入れると自動検出するAPNですが、どちらも使えません。
SIMフリースマホでiPhoneを契約したSoftbankのSIMカードを使うには、右上の「…」が縦になったマークをタップして、「新しいAPN」を追加します。
[kjk_balloon id=”1″]アクセスポイント編集画面になったら、以下の通りに入力してください。[/kjk_balloon]名前 | Softbank(何でもOK) |
---|---|
APN | jpspir |
プロキシ | 未設定 |
ポート | 未設定 |
ユーザー名 | sirobit |
パスワード | amstkoi |
サーバー | 未設定 |
MMSC | http://mms/ |
MMSプロキシ | smilemms.softbank.ne.jp |
MMSポート | 8080 |
MCC | 440 |
MNC | 20 |
認証タイプ | PAPまたはCHAP |
APNタイプ | default,mms,supl,hipri,dun |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv4 |
ベアラー | 指定なし |
MVNOタイプ | なし |
入力が終わったら、右上のチェックマークをタップして設定を保存します。
その後、新しく追加したAPNを選択すればモバイル回線でもインターネットに繋がるようになります。
[kjk_balloon id=”2″]おつかれさまでした![/kjk_balloon]SoftbankでAndroidを契約したSIMカードの場合
SoftbankのAndroid機種用のSIMカードには、IMEI制限がかかっています。
そのため、そのSIMカードは他の機種に挿し替えて使うことができません。
対応策としては、Softbankショップに持ち込んで「機種変更」扱いでSIMカードを交換してもらう必要があります。
月々割などは継続できますが、SIMカードの交換手数料として翌月の請求に3,240円が上乗せでかかります。
交換してもらうのはIMEI制限のないUSIMカードです。
また、Softbankで契約したAndroid端末の保証が消えますので、修理に出したい方は先に出してしまいましょう。
SIMカード交換手順
- SoftbankショップにSIMフリースマホを持って来店
- USIMカードに交換してほしい旨を伝える
- 技適マークの確認・注意事項の説明
- SIMカードを交換してもらいAPN設定
- 翌月の請求で手数料3,240円を支払う
ただ、USIMカードの存在を知らない店員さんも多く、店舗に在庫がないこともあります。
USIMカードはmini、micro、nanoどのサイズにも対応できるSIMフリー端末専用の特殊なSIMカードなので、必ず店舗に在庫があるか確認しましょう。
[kjk_balloon id=”4″]Softbank回線が使いたいけど、今後SIMフリー端末に変える予定のある人はiPhoneを契約しておきましょう…。[/kjk_balloon] [kjk_balloon id=”12″]ショップの店員さんが把握していない可能性が高いのは、かなりめんどう。[/kjk_balloon]技適マークのあるSIMフリー端末をSoftbankショップに持っていけば、IMEI制限のないSIMカードと交換できます。
つまり手に入れてしまえば技適マークのない端末でも使用できてしまいますが、技適マークのない端末を日本で使用することは禁止されていますので注意しましょう。
まとめ
SoftbankのSIMカードは、その特殊さから格安SIMの回線に使われることもありません。
「マイネオ」と「[kjk_temp id=”183″]」でSoftbank回線の取り扱いが始まります。
「[kjk_temp id=”183″]」や「[kjk_temp id=”182″]」といった格安スマホ会社の契約なら、ややこしい交換手続きも必要ありませんし、HuaweiのSIMフリー最新機種も契約できます。
[kjk_balloon id=”1″]「[kjk_temp id=”182″]」は、mate10 proの取り扱いがあるので携帯代を安くしたいけど、ハイエンドモデルを使いたい方におすすめです![/kjk_balloon]今後さらに流通してくるSIMフリースマートフォンを上手に使うには、ややこしいキャリア契約よりもMNVO(格安SIM)の方が便利ですね。
[last]