「類は友を呼ぶ」
気の合う人や似た者同士は、自然に集まって仲間を作るものという意味のことわざです。
あなたの周りには、どんな人が集まっていますか?なぜ、その人たちが集まってくるんだと思いますか?
人間関係に疲れたとき、見直すべきなのは自分自身かも知れません。
[toc]共感や同調を求める人間性
ママ友同士というのは、このことわざが本当にわかりやすく表れます。
女性は「共感」や「同調」を強く求める傾向にあるというのも関係しているのでしょう。
例えばこんなシチュエーションならどうでしょうか?
妻「今日○○が××で〜。」
夫「それじゃ○○に△△してみればいいんじゃない?」
多くの女性の場合、この返答に対してイラッとすることが多いのです。
そんな女性が求める回答は以下のようなもの。
妻「今日○○が××で〜。」
夫「そっか、大変だったね。よく頑張ったね。」
ここで大切なのは、解決策(アドバイス)がほしいわけではなく、「共感してほしい」「わかってほしい」ということ。
もちろんシチュエーションによって違いはあるものの、なぜかこうなりやすい傾向があるようです。
しかしながら、「類は友を呼ぶ」は女性だけに当てはまるものではありません。
多くの男性の場合は「認められたい」という欲求から、主に解決策の必要ない場面で同じように共感や同調を求めます。
共感や同調は男女がどうというより、自然な人間の欲求なのでしょう。
旦那のグチはどこに吐いていますか?
さて、ママ友同士の話に戻りましょう。
どんなにステキな旦那さんだとしても、誰にでも我慢しきれないグチの一つや二つあるものです。
子どもがどれだけかわいくても、育児疲れの弱音やグチを吐きたくなるのと同じ。
A「昨日旦那が連絡なしに夕飯食べてきちゃって、まじでイライラする〜。」
B「わかる〜!うちも何回言ってもなおしてくれないんだよね〜。」
A「そうそう〜。」
よくある(?)ママ友同士の会話ですよね。普段仲のいい夫婦なら、これくらいのグチは問題ないと感じるかも知れません。
でも、もしこのグチを言っている奥さんのどちらかの夫婦関係が悪化していったら…?
B「昨日旦那が朝帰りだったんだ〜。女かも。」
A「え〜、そんな!心配だね〜。」
さらに翌日
B「車から長い毛が出てきた!絶対女だ!」
A「それはツライね〜…」
さらにさらに翌日
B「Yシャツに口紅がついてた!信じらんない!あいつ絶対に許さない!」
A「・・・」
こんなことになりかねませんよね?しんどいですよね。正直、他人の夫婦関係なんて関係ないし毎日聞いてるのも疲れるって思いませんか?
でも、元はと言えばAさんが軽いグチをこぼしたことがキッカケで2人は旦那さんのグチを言い合う関係になったのです。
グチを言う人には、グチを言う人が寄ってくる。類は友を呼ぶんです。
周りにいる人はあなた自身を映している
先ほどの2人の会話は極端な例ですし、あなたの周りにいるすべての人が自分の行いが理由で集まった人ではないでしょう。
だけど、あなたにとっては大したことじゃなかったグチも、グチに変わりないということです。
あなたの周りにあまりにもグチを言う人が多いなら、あなた自身もうっかりグチをこぼしているのかも知れません。
逆に旦那さんとの仲良しエピソードを話す人が多いなら、あなたも自然と旦那さんの良いところを話しているステキな人なんでしょうね。
さらに類は友を呼ぶSNS
なんでも気軽に書けるSNSは、グチや他人の悪口の宝庫です。
リアル以上に、自分も自覚なく発言してしまうこともあるでしょう。
だからこそ、さらに同じような属性の人間が集まってきます。
悪口を言う人には悪口を言う人が集まる、マウンティングしたがる人にはマウンティングしたがる人が集まる、共感と同調の嵐です。
人間関係に疲れたときの対処法
「周りに悪口ばかり言う人がいてしんどい」という場合は、そっとその人から離れましょう。
その人は、自分を消耗してまで一緒にいたい相手ですか?少なくとも、私にはそんな相手はいません。
もちろん、直接「あんたの人の悪口ばかり言うところが気分悪い!」と言えれば良いですが、あなたのような優しい人にはなかなか難しいですよね。
波風を立てたくないのなら、会う回数を減らす、連絡を取る回数を減らす、少しずつでも行動することが大切です。
SNSはブロックやフォローを外すと波風が立つと不安なら、ミュートを活用しましょう。今はInstagramにもミュート機能が実装されています。

どうしても負を吐き出したいときの対処法
そうは言っても、誰にでも吐き出したいグチの一つや二つあります。もちろん、私にも。
そんなとき、私がとっている行動を書きますので参考にしてみてください。
誰も反応しないSNSを使う
フォロー0フォロワー0の鍵付きTwitterアカウントで、ただひたすらすっきりするまでグチを書きなぐります。
フォロワー0の上に鍵もつけているので、もちろんそのツイートを誰かが見ることはありません。
自分自身で見返しても、1週間もすれば「このとき何で怒ってたんだろう?」とよくわからないくらいになっています。
見られるけど反応されないブログを使う
フォロワー0のアカウントなんて、誰にも読まれないから私の苦しみを知ってもらえないじゃん!
という承認欲求高めのあなたにオススメなのは、「SONOWATA」というブログサービスです。

あなたが書いたブログは誰かが読みます。だけど、コメントで反応することはできません。
そして、書いたあなたのことを読んだ人が知ることもありません。SONOWATAで作ったブログにはトップページがないのです。
だから遡って他の記事を読まれることも、これからのことを読まれることもありません。読者さんは常に一見さんなので、フラッと来てフラッと出ていきます。
SONOWATAのコンセプトは「そのときの私」を記録すること。誰かに見てほしいけど、誰にも知ってほしくないという微妙な心境のあなたにオススメです。
本人に伝える
正直、これが一番です。
ケンカになるかも知れない。だけど、ちゃんとケンカができる夫婦は大丈夫です。
夫婦関係が悪化してしまう上で一番ツラいのは、何も言わなくなること。どちらかが無関心になっていくことです。
旦那さんに「ちゃんと言われないとわからない」と言われたことはありませんか?
これは私の周囲の夫婦を見てきて感じたことですが、ぶつかることができなくなった夫婦は静かに終わりに向かっていきます。
どうせ呼ぶならプラスの友を呼びましょう
私やあなたを含め、人間は完璧ではありません。不満や不安といった負の感情を持ちます。
だからこそ、その感情といかにうまく付き合っていくかが大切です。
うまくコントロールできずつぶれていった人、自分の人生を終わらせた人…私はたくさんの人を見てきました。
類は友を呼ぶんです。どうせなら良い友を呼びたくありませんか?
あなたが笑顔でいることは笑顔の人間を寄せ付けることになりますし、あなたが旦那さんを褒めれば同じように幸せな感情を伝えてくれる人が寄ってきます。
〜夕飯作れなかった日〜
私「ご飯作れてない…」
夫「今日もありがとう!コンビニでご飯買ってくるね!湯せんのレトルトでいい?」〜夕飯作れた日〜
夫「ご飯作ってくれてありがとう!大変やったやろ?休んでてくれていいのに!ごめんな!めっちゃおいしそおおお!!!」うちの旦那は優しい。感謝
— ちゃぴ@1日1絵チャレンジ (@oyakocreate) July 3, 2018
私が先日ツイートした内容は、たくさんの人の目に触れました。そしてたくさんの人が自分の幸せも教えてくれました。
マイナスからはそっと離れて、自分の周りをプラスのエネルギーが集まる環境にしていきましょう。
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