私には子供が3人いるのですが、妊娠中とてもつらかったのが「体のかゆみ」でした。
旦那には「妊婦さんは大変だね〜」なんて、他人事のようにあしらわれて毎日イライラ(笑)
妊娠中の体のかゆみは、ストレスの原因にもなるのでお腹の赤ちゃんにも良くありません。
かゆみの原因と予防法を知って、快適な妊婦ライフを過ごしましょう!
どうしてもかゆいときには、肌を傷つけないためにもかきむしらずに正しい対処をしてくださいね。
[toc]妊娠中に体がかゆくなる原因8つ
妊娠中に悩まされる体のかゆみには、たくさんの原因があります。
妊婦さんなら避けられない理由もあれば、適切なケアで予防できるものもあります。
まずは妊娠中に体がかゆくなる原因を知りましょう。
ホルモンバランスが崩れてかゆくなる
妊娠中はホルモンバランスが崩れてしまうものです。これは妊婦さんならごく自然なことで、避けられない部分でもあります。
妊娠すると黄体ホルモン(プロゲステロン)という物質の分泌が増加するのですが、これによって「かゆみ」が発生します。
これは、生理の前に肌トラブルが起きやすくなるのと同じ原理です。
妊娠したことに気づかないほど早い、妊娠初期の段階でもかゆみが出ることがあります。
代謝が上がってかゆくなる
妊娠すると体温が上がり、代謝が良くなります。
私は普段汗をほとんどかかない体質だったのですが、妊娠中は冬でも汗をかくほど代謝が上がりました。
個人差はあるのですが、妊娠前と比べて妊娠中は5%〜15%も基礎代謝が上がるそうです。
そのため、妊娠中は汗や皮脂の分泌が増えて、毛穴がつまりやすくなります。
つまった毛穴から細菌が繁殖して、ニキビやあせもなどになり、かゆみが出ることが多くあります。
私自身妊娠中は、真冬でも暖房をいれると暑くて布団から出てしまうほどでした。
肌が乾燥してかゆくなる
妊娠すると肌質が変わり、急に乾燥肌になるということも珍しくありません。
乾燥によるかゆみは体だけでなく、頭皮などに出ることもあります。
頭がかゆいと不潔なのかと思って洗いすぎてしまう人がいますが、それは逆効果です。
頭をかいて落ちてくるのが白く湿っている場合はフケの可能性が高いですが、乾いている場合は乾燥によって頭皮が剥がれています。
妊娠線ができてかゆくなる
妊娠中期以降お腹や胸が急激に大きくなると「肉割れ」が起きます。
これが「妊娠線」と呼ばれるものです。
妊娠によりお腹や胸が通常ではありえないほど急激に大きくなるので、皮膚が思うように伸びずミミズ腫れのような赤い線ができてしまいます。
妊娠線ができた部分は、皮膚の繊維が裂けて弱くなっているので、これが原因でかゆみが出ることもあります。
大きくなったお腹の下や、お尻などがかゆい場合は姿見などで確認してみることをオススメします。
下着の締め付けでかゆくなる
同じく、妊娠中期以降の急激な体の変化により、下着のサイズが合わなくなってきます。
サイズが合っていないと締め付けが強くなり、かゆみの原因にもなります。
また、夏場など特に汗をかく季節は締め付けているところが汗ばんでかゆくなってしまうことも。
サイズの合わない下着をつけていると、あせもや肌荒れの原因にもなるので、「妊娠中だけでもったいないから」と買い替えないのはNGです。
たった10ヶ月、されど10ヶ月です。ストレスを数千円で軽減できると思えば安いものですよね。
肝機能が低下してかゆくなる
妊娠中のホルモンバランスの変化によって、肝臓の機能が低下することがあります。
お腹の赤ちゃんが大きくなるにつれて、大きくなった子宮が胆嚢を圧迫して胆汁の分泌が悪くなり、胆汁の鬱滞が起きます。
胆汁が鬱滞したことにより、ビリルビン酸などの物質が皮膚に溜まり、強いかゆみを感じることがあります。
妊娠性掻痒を知っていますか?
妊娠性掻痒は妊娠中のホルモンバランスの変化や肝機能の低下により、引き起こされると言われていますが、原因はまだ解明されていません。
別名「妊娠性皮膚掻痒症」とも呼ばれ、血中の免疫細胞が、皮膚の近くのタンパク質と反応することで起きるアレルギー反応の一種と考えられています。
ムズムズして我慢できないかゆみや、チクチクと刺されるような症状が全身にあらわれますが、見た目に変化はありません。
そのため、かゆみのあるところをかきむしってしまい、発疹が出たり色素沈着が起きたりと重症化することがあります。
産後は24時間以内に症状がなくなることが一般的ですが、稀に出産後もかゆみの続く人がいます。
初産の人よりも経産婦の方が発症する確率が高く、一度発症すると次の妊娠時にも発症しやすくなります。
夜眠れないほどの強いかゆみが出ることが多いので、症状に気づいたらすぐに病院に行きましょう。
皮膚科で診断を受ける場合には、母子手帳を持参して妊娠中であることを伝えれば大丈夫ですが、心配な方は産婦人科で一度相談してみましょう。
今は産婦人科でも薬を処方してくれることは多いですし、私は産婦人科で相談して薬をもらって楽になりましたよ。
発疹が出ていたら妊娠性痒疹の可能性がある
妊娠性痒疹は全身に強いかゆみが出る皮膚疾患です。
皮膚が1センチほど盛り上がったり、小さな発疹が出てくるのが特徴。最初は手足だけだった発疹が、徐々に体全体に広がっていきます。
蕁麻疹によく似ていますが、妊娠中ずっと症状が出続けるところが違いです。
夜眠れなくなるほどの強いかゆみに襲われ、かきむしってしまうと皮膚がただれて炎症を起こします。
初産の人よりも経産婦の方が起こりやすく、一度発症すると次の妊娠でも発症します。
妊娠性痒疹の原因はわかっていません。ただ血行が良くなるとかゆみが強くなる傾向があるので、かゆみを抑えるためのケアが必要です。
こちらも、症状に気づいたらすぐに病院に行きましょう。
皮膚科で診断を受ける場合には、母子手帳を持参して妊娠中であることを伝えれば大丈夫ですが、心配な方は産婦人科で一度相談してみましょう。
妊娠中の体のかゆみを予防する方法
かゆみが出るとイライラしたりストレスが溜まったりと、お腹の赤ちゃんにも悪影響を与えてしまいます。
なので、まずはかゆみを予防することが大切です。
かゆみが出てからやっても効果的なので、自分でできる予防はしっかりやりましょうね。
肌を保湿する
肌が乾燥するとかゆみが起きるのは、妊娠前も同じですね。
保湿剤や乳液を使って手入れをすることは、かゆみを防ぐための基本のキです。
保湿は妊娠線の予防にもなるので、かゆみがない場合でも保湿ケアをすることをオススメします。
妊娠中は原料などが気になるものですが、私のオススメはたまごクラブなどでもよく紹介されている「[kjk_temp id=”18020″]」です。
妊婦さんのために作られた保湿クリームなので、つわり中でも不快にならないように匂いも控えめ、成分にもこだわりがあります。
刺激の少ないボディケア用品を使う
妊娠中は肌が敏感になっているので、妊娠前と同じボディケア用品を使うと、肌がヒリヒリしたりかゆみが悪化することもあります。
そのため、妊娠中は「[kjk_temp id=”18020″]」のように、きちんと妊婦さん用に作られているボディケア用品を使うことをオススメします。
妊娠中は肌トラブルがつきものですので、「自分は大丈夫」と安易に考えず刺激の少ないものを選んでくださいね。
頭皮がめくれてきたりしてかゆい場合は、シャンプーの成分が原因なこともあります。
そんな場合は、ノンシリコン・オーガニックのシャンプーがおすすめです。
「[kjk_temp id=”18020″]」と同じ会社が製造している「[kjk_temp id=”18021″]」なら、無添加で安心して使うことができます。
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汗をかいたら着替える
こちらも基本中の基本!
汗をかいて汚れたままの服を着ていると、汚れによって炎症が起きたり、毛穴がどんどん詰まってしまいます。
汗をかいたら体を拭き、着替えるクセをつけましょう。
柔軟剤の使用を控える
洗濯した服に柔軟剤が残っていると、妊娠中の敏感な肌ではかゆみを引き起こすことがあります。
かゆみが起きてしまうのが心配な場合は、洗濯時によくすすぎ、柔軟剤の使用を控えた方が良いです。
香りのいい服にはリラックス効果がありますが、かゆみが出てしまってはストレスになります。
また、出産後も使える赤ちゃん用の洗剤に変えるのもオススメです。
赤ちゃんの肌でも安心な優しい成分なので、妊娠中の敏感肌でも安心して使うことができます。
どうしても柔軟剤が使いたい場合は、赤ちゃんも使えるものを選べばこちらも安心ですね。
体のサイズに合った下着をつける
サイズの合わない下着は締め付けが強くなり、かゆみの原因にもなります。
「妊娠中にしかつけないから」と、大きいサイズの下着を買うのをためらう人がいますが、実は産後もすぐに体型が戻るわけではないので役立ちます。
妊娠中に体が大きくなるのはあたりまえのことですので、恥ずかしいことでもありません。
きちんとサイズの合うものをつけましょうね。
体を締め付けない服を着る
体を締め付けてしまう服は、締め付けたところがこすれてかゆみが出るだけでなく、お腹を圧迫してしまい危険です。
なるべくゆとりのある服を着るようにしましょう。
今は産後も着られるようなお洒落なマタニティウェアも多いですし、メンズを着て産後はパパにあげるというのも一つの手です。
私は妊娠中、マタニティワンピースにメンズのカーディガンを着ていて、そのカーディガンを今は旦那が着ています。
「[kjk_temp id=”18025″]」や「[kjk_temp id=”18026″]」のように、お洒落なマタニティウェアや授乳服を扱っているショップもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
妊娠中は買い物に行くのもつらい日があるので、ネットショップはとてもありがたいですね。
出産後も自分のために時間を使って買い物に行くのはなかなか難しいので、妊娠中に出産後も使えるお気に入りショップを見つけておくと便利です。
化学繊維を控える
冬用のニットや下着などの素材によって、肌にチクチクするようなかゆみが出る人は、服の素材を見直しましょう。
特にニットは出産後、赤ちゃんを抱っこするときにも気をつけないといけません。
赤ちゃんの肌はとても敏感なので、ママの服が原因で荒れたりすることもあります。
さきほど紹介した「[kjk_temp id=”18025″]」というショップにも「ちくちくしないニット」などが売っていますので、参考にしてみてください。
下着はコットン(綿)100%のものを選びましょう。
温度変化に注意する
夏場のクーラーのきいた部屋から暑い外に出たときや、冬の寒い日に熱いお風呂に入ったときに体にかゆみを感じた経験はありませんか?
血行が良くなり、毛細血管が広がるとかゆみが強くなります。
かゆみをおさえるためには、体温を急激に上げないことが大切です。
お風呂に入るときは温度をぬるめに設定して、温度差で血行が良くなりすぎるのを避けるように工夫しましょう。
また、冷やすとかゆみはおさまりますが保冷剤などで急激に冷やしてしまうと体が危機を感じ体温を上げようとするので逆効果です。
どうしてもかゆいときの対処方法
予防が間に合わず、どうしてもかゆくなってしまったときは冷やすことで応急処置的におさめることができます。
しかし、根本的にかゆみの原因を避けないと何度でもかゆくなるので、きちんと予防はしましょうね。
かゆみが出たからといって、かきむしってはいけません!
炎症を起こしたり肌が荒れたりして、取り返しのつかないことになります。
かゆいところをかかずに冷やす
温めるとかゆみは強くなり、冷やすとかゆみはおさまります。
ぬるま湯にひたしたタオルなどで、体温よりも少し低い温度で体を冷やしましょう。
しかし、冷えは妊婦にとって大敵です。
あくまでも応急処置だということを忘れずに、きちんと予防しましょう。
産婦人科で相談して薬を処方してもらう
きちんと予防しても、何をやってもかゆみがおさまらない場合は、「妊娠性掻痒」や「妊娠性痒疹」の可能性もあります。
不安を感じたらすぐにかかりつけの産婦人科医に相談しましょう。
産婦人科でも薬を処方してくれるところは多いですし、自分の病院では薬を扱っていなければ皮膚科を紹介してくれます。
たかがかゆみと軽く思わず、妊娠中はどんなささいな不安も病院で相談してみましょうね。
言ってみたら案外あっさり解決したりしますし、ストレスを溜めないためにも相談は大切です。
妊娠中のかゆみはママのストレスになる
- お母さんになるのにこんな小さいことで悩んでちゃダメ
- 病院の先生は忙しそうだからかゆいくらいで相談するのは…
なんて、そんな考えはすぐに捨ててください。
お母さんになってもかゆいものはかゆいし、肌荒れだってしない方がいいんです。
自分でできる予防はきちんとやって、それでもダメなら必ず病院の先生に相談しましょう。
かゆいのを我慢してるとストレスを溜めることになって、お腹の赤ちゃんにも良くないですからね
妊婦生活はたった10ヶ月です。自覚があるのは8ヶ月ほどしかありません。
一生に数回しかない短い妊婦生活を、なるべく快適に過ごしてくださいね。
[last]
はじめまして。
現在、3人目を妊娠中で、お腹回りがすごく痒くなります。
上の子たちの時は、痒みなどなかったのですが、妊娠すると肌が敏感になるんですね…。
痒み対策、参考にさせてもらいます。